まずは番号確認用の画像リストから。
1→2→3→4
5→6・・・と並んでいる。
以上の通り、キラ3種類、ノーマル18種類のコンパクトな構成だ。1998年発売。角プリシールタイプの古き良き仕様である。
ひみつのアッコちゃんは1969年に第1作、1988年に第2作が放映されている。19年の時を超えて作られた第2作は、親子2世代で楽しめる良アニメであった。
商業的成功も大きく、2代目コンパクトは89年の発売ながら今でも手に入りやすいという驚愕の流通量となった。幼い頃、テクマクマヤコンを唱えたお母ちゃんが、娘に買ってやらない訳はないのだ。
そして1998年、第3作が作られる。しかしこちらは商業的に失敗したと言われている。第2作から10年後。3世代を狙うには早く、姉妹を狙うには遅く、タイミングが半端だったのだろう。今作はその第3作をカード化したものである。
個人的には、カードダスでも失敗をおかしているように思う。セリフがないのだ。テンポが良く賑やかで、キャラクターの声ありきの作品だ。各キャラの特徴的なセリフを何としてでも入れるべきだった。
ただし誤解のないよう言っておくと、3期アニメは名作である。ED曲、ニッポン晴れだよ!アッコちゃんも赤塚の風を感じる良曲。比較対象が偉大すぎるだけなのだ。
なお、ひみつのアッコちゃん第2作はカードダス化されていない。バンダイが初期から女子需要を狙っていたら、時期的にもアッコちゃんが第一候補だっただろう。その代わり、バンプレストが魔法使いサリー、魔法少女ララベル、ひみつのアッコちゃんの3作を1つにまとめた、とあるカードの制作を模索していた。このカードは一般流通せずプロモーションのみとなり、幻のカードの1つと化している。もしお持ちの方がいたら然るべき方法での保存をお勧めしたい。