静かにドラムが響く中、ドンキーを放置しているといきなりウホウホと叫び出す。それだけでも満足してしまう。そんなソフトは初めてだった。
その素晴らしい内容ゆえに、今回珍しく辛口になることをご容赦頂きたい。バンダイのカードダスは失敗だったと思う。画像を見れば一目瞭然と思うが敗因は文字だ。
なるべく文字を小さくして絵で攻めるべきだったと自分は思う。ドンキーコングは映像だけで語れる作品なのだ。ジャングルを背景にして中心にでっかく樽を置くだけでもカードとして見栄えが良い。しかしこのカードは文字がでかすぎる。背景の文字に埋もれてキャラが目立たない。中途半端にキャラ名が書いてあるのも勿体無い。
ただ、最高の題材を使っているが故に惜しいという面も大きい。他のカードダスに比べて劣っている訳ではなく、総合的に見れば良いカードだ。
このカードを集めたら番号順ではなくデザイン順に並べてみて欲しい。かなり印象が変わる筈だ。統一感が出るとこのカードの価値は倍化するだろう。